長崎県のグループホーム火災覚えていますか?(1)
2006年1月8日午前2時25分ごろ、長崎県大村市の認知症高齢者グループホーム鉄筋一部木造平屋建て約280平方メートルが全焼しました。焼け跡から5人の遺体が見つかり、1人が運ばれた市内の病院で死亡を確認され、また重体だった1人も病院で亡くなりました。
出火当時、施設内には入居者9人と当直者1名がおり、休憩室で寝ていた当直者が「パチパチ」という音で目が覚めた時には、居間のソファあたりから火の手が上がっていたとのことです。グループホーム内はすべて電化されており、ガスは使っていませんでした。入居者のうち1名だけ喫煙者がいたようですが、屋内は禁煙にしており喫煙所は屋外のデッキになっていたようです。
長崎県のグループホーム火災覚えていますか?(4)
この火災により、消防法の改正がありました。
内容は、グループホーム等の小規模社会福祉施設防火安全対策の強化です。設備面での強化もですが、ソフト面で防火管理者の選任基準が30人以上から10人以上へ、消防査察の対象が、述べ面積300㎡以上が全て対象となりました。また、消防計画書の見直しなどの強化もされつつあるようです。
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