非常ベルが止まりません

先日の事ですが、お客様より電話がありました。電話をとった瞬間から自動火災報知設備の非常警報が聞こえています。”火災ではないのに、非常ベルが止まらない。なんでもいいから直ぐにきて”との社長様よりの電話。電話口で操作方法をご案内しますが、それでも火災信号が復旧せず、ベルが止まりません。”可能な限り早く行きますが、とりあえず・・・”と、応急処置の方法で、非常ベルの鳴動を止めていただきました。

その後に、現地に伺いますとまだ火災信号は、出たままの状態です。該当するエリアを歩くと、廊下の煙用火災感知器から信号がでているのが確認できました。ただ驚いたのが、この建物は新築です。機器も新品のはずですので、理由もなく簡単に誤動作をするはずはありません。

火災信号が出っぱなしの感知器をはずし、年式を確認すると2018年製。やはり新しいです。配線も疑いましたが配線は異常なし。

試しに、火災信号をだした感知器を他の場所につけかえてみると、火災信号をまただしました。明らかな製品不良です。こんなこともなるものだと、社長様に原因をお伝えし、建築会社に機器交換の要請をお勧めいたしました。